くせ毛の乾かし方にお悩みではありませんか?毎朝のスタイリングで、うねりをなくす乾かし方を試行錯誤したり、時にはパーマのようにクセを出す乾かし方を模索したりと、理想の髪型にたどり着くのは大変なことです。
ドライヤーのかけ方一つで、髪のまとまりは大きく変わります。特に、言うことを聞かない前髪や、はねやすいショートヘアの扱いは難しいもの。また、メンズのスタイリングにおいても、ボリュームの調整は重要なポイントです。
髪の乾燥はくせを助長する大きな原因であり、くせ毛の仕組みを理解することが、悩みを解決する第一歩となります。
ドライヤーでストレートにする方法や、くせ毛とドライヤー、ブラシを上手に使ってまっすぐにする方法まで、この記事ではあなたの髪質を最大限に活かし、理想のスタイルを叶えるための具体的なテクニックを網羅的に解説します。
記事のポイント
- くせ毛を抑える乾かし方の基本手順
- 髪型や悩みに合わせた応用テクニック
- くせ毛を魅力的に活かすスタイリング方法
- やってはいけないNGな乾かし方と原因
目次
くせ毛の乾かし方の基本とNGな扱い方
- 乾かす前のひと手間!タオルドライで仕上がりが変わる
- 熱ダメージを防ぎ保湿する!洗い流さないトリートメントの付け方
- うねりを抑えるドライヤーは根元からが第一歩
- 中間〜毛先は髪を軽く引っ張りながら乾かす
- 冷風とブラシ使いでストレートにするブロー方法
- くせ毛の仕組みと自然乾燥などNGな髪の扱い方
乾かす前のひと手間!タオルドライで仕上がりが変わる
くせ毛を上手にコントロールする旅は、シャンプー後のタオルドライから始まります。この工程を丁寧に行うことが、後のドライヤー時間を短縮し、髪への熱ダメージを最小限に抑えるための重要な鍵となります。
濡れている髪は、表面を覆うキューティクルが開いており、非常にデリケートな状態です。そのため、ゴシゴシと力強く擦るような拭き方は絶対に避けなければなりません。摩擦によってキューティクルが剥がれたりささくれたりすると、それが直接的なダメージとなり、パサつきやうねりの悪化に繋がってしまいます。
正しいタオルドライのポイントは「優しく押さえて水分を吸い取る」ことです。まず、タオルで頭全体を優しく包み込み、指の腹を使って頭皮の水分を揉むように拭き取ります。根元に水分が溜まりやすいので、意識的に行いましょう。
次に、髪の中間から毛先の水分を取ります。毛束をタオルで挟み込み、ポンポンと軽く叩くようにして水分をタオルに移していくイメージです。特に吸水性の高いマイクロファイバータオルは、繊維が細かく髪への負担も少ないため、くせ毛の方には非常におすすめです。
タオルドライの正しい手順(詳細版)
- 根元の水分を取る:タオルで頭全体を包み込み、指の腹で頭皮をマッサージするように優しく押さえて水分を吸わせます。
- 中間〜毛先の水分を取る:髪の束をタオルで優しく挟み、毛先に向かってポンポンと軽く叩きながら水分を移動させます。
- 仕上げのラッピング:髪全体をタオルで包み込み、数分間そのままにします。この間にスキンケアなどを済ませると効率的です。
注意点:ゴシゴシ拭きは絶対NG
前述の通り、濡れた髪をタオルで強く擦る行為は、キューティクルを深刻に傷つける原因となります。水分が滴り落ちない程度まで、あくまで優しく「吸わせる」意識を徹底することが、美しい髪への第一歩です。
熱ダメージを防ぎ保湿する!洗い流さないトリートメントの付け方
タオルドライで余分な水分を取り除いたら、ドライヤーの前に必ず洗い流さないトリートメントをつけましょう。これは、ドライヤーの熱から髪を守る保護膜の役割を果たすだけでなく、くせ毛の大きな原因の一つである乾燥を防ぎ、髪の内部に潤いと栄養を補給するために不可欠なステップです。
髪が潤いで満たされることで、外部の湿度の影響を受けにくくなり、うねりや広がりを抑制する効果が期待できます。洗い流さないトリートメントには、主に「オイルタイプ」と「ミルクタイプ」があり、髪質やなりたい質感によって使い分けるのがおすすめです。
髪質別トリートメントの選び方
タイプ | 特徴 | おすすめの髪質・悩み |
---|---|---|
オイルタイプ | 髪の表面をしっかりとコーティングし、水分の蒸発を防ぐ。ツヤ感が出やすい。 | 髪が太い・硬い・量が多い方、広がりをしっかり抑えたい方 |
ミルクタイプ | 髪の内部に水分と油分をバランス良く補給し、柔らかくしなやかな質感に導く。 | 髪が細い・柔らかい・猫っ毛の方、パサつきが気になる方 |
つける際は、まず適量を手のひらに取り、両手でよく広げてから塗布します。髪のダメージが特に気になる中間から毛先を中心に、内側から手ぐしを通すようにして丁寧になじませましょう。
根元に直接つけすぎると、髪が重くなりボリュームダウンの原因になることがあるため注意が必要です。最後に、目の粗いコームや手ぐしで髪全体を優しくとかすと、トリートメントが髪一本一本に均一に行き渡り、保護効果と保湿効果を最大限に引き出すことができます。
プロの視点
トリートメントをつけた後にコーミングする一手間が、実はプロの仕上がりを左右する重要なポイントです。このひと手間をかけることで、栄養がムラなく行き渡り、ドライヤーの熱も均一に当たるため、まとまりやすさが格段にアップしますよ。
うねりを抑えるドライヤーは根元からが第一歩
いよいよドライヤー工程に入りますが、くせ毛を抑えるための最も重要な原則は「根元から乾かす」ことです。多くの方がやりがちな毛先からの乾燥は、最も乾きにくい根元が長時間湿ったままになるため、うねりや生えグセがそのまま固定されてしまいます。
さらに、その間に毛先は乾きすぎてパサパサになる「オーバードライ」状態に陥りがちです。湿った根元はうねりの原因となり、過度に乾燥した毛先は空気中の湿気をスポンジのように吸ってさらに広がってしまいます。
まずは、ドライヤーの風を髪の根元にしっかりと届けましょう。ドライヤーは髪から20cmほど離し、熱が一点に集中しないように常に左右に振りながら使います。
ドライヤーを持っていない方の手の指の腹で、頭皮を優しくこするようにしながら髪を左右に大きく動かし、様々な角度から風を当てるのがコツです。こうすることで、パックリ割れやすい分け目や、頑固な生え際のクセがリセットされ、髪が根元からふんわりと立ち上がり、後の毛流れを整えやすくなります。
根元ドライのポイント
- ドライヤーは髪から20cm程度離し、常に振りながら使う。
- 指の腹で頭皮をマッサージするように、根元を動かしながら乾かす。
- 前・後・右・左と、あらゆる方向から風を当てて生えグセをリセットする。
- 髪の根元に指を入れて、サラサラとした感触になるまでしっかり乾かす。
この段階で髪全体の7〜8割を乾かすイメージで行うと、中間から毛先のコントロールが格段にしやすくなります。
中間〜毛先は髪を軽く引っ張りながら乾かす
根元がしっかりと乾いたら、次は中間から毛先のうねりを伸ばしていきます。ここでの最大のポイントは、髪に「適度なテンション(張力)」をかけながら乾かすことです。
髪の毛は、濡れている状態では内部の水素結合が切れていますが、乾く過程で再結合してその時の形が固定されます。この性質を利用し、優しく引っ張る力でくせを伸ばしながら乾かすことで、ストレートな形状を髪に記憶させることができるのです。
具体的な方法としては、ドライヤーを持っていない方の手で、髪の束を指の間に挟むか、手ぐしを通すようにします。そして、毛先に向かって、少しだけ力を加えて優しく引っ張りながら、ドライヤーの風を必ず「上から下」に向けて当てていきます。
この「上から下へ」という風の向きが、髪表面のキューティクルを整え、ツヤを生み出すために非常に重要です。
風の向きとテンションのかけ方に注意!
ドライヤーの風を下から当ててしまうと、キューティクルが逆立ち、うねりや広がりの原因になります。キューティクルの流れに沿って、常に上から下に風を当てることを徹底しましょう。また、髪を引っ張る際は、痛みを感じるほど強く引っ張らないように注意してください。あくまで「優しく伸ばす」意識が大切です。
この時も、ドライヤーは一箇所に集中して熱を当て続けないよう、常に左右に軽く振りながら動かすのがダメージを抑えるコツです。髪の束を持ち替えながら、全体のうねりがなめらかになるまで丁寧に乾かしていきましょう。
冷風とブラシ使いでストレートにするブロー方法
全体の8〜9割が乾き、手ぐしである程度髪がまっすぐに伸びてきたら、最後の仕上げに入ります。ここまでのハンドドライで伸びきらなかった頑固なくせを、ブラシを使ってさらに丁寧に伸ばし、ツヤとまとまりを与えていきます。
ブローに使うブラシにはいくつか種類があり、目的に応じて使い分けるとより効果的です。
ブロー用ブラシの種類と特徴
ブラシの種類 | 特徴 | おすすめの用途 |
---|---|---|
ロールブラシ | 円柱状のブラシ。髪にテンションをかけやすく、ツヤを出しやすい。内巻きカールなども作れる。 | 全体のくせをしっかり伸ばしたい時、毛先にカールをつけたい時。 |
デンマンブラシ | 半円状のブラシで、髪を面で捉えやすい。根元の立ち上げやストレートブローに最適。 | 髪全体の流れを整えたい時、ショートヘアやメンズヘアのセットに。 |
ツインブラシ | 髪を挟み込むタイプのブラシ。非常に強いテンションをかけられる。 | 特にくせが強い部分を、アイロンのようにしっかり伸ばしたい時。 |
ブラシを髪の内側から入れ、毛束に適度なテンションをかけながら、ドライヤーの熱を追いかけるようにゆっくりと毛先まで滑らせます。これを数回繰り返すことで、見違えるほどまとまりのあるストレートヘアに近づきます。
そして、髪が完全に乾いたら、ドライヤーのスイッチを「冷風」に切り替えてください。温風で乾かした後の髪は、熱で柔らかくなっている状態です。ここに冷風を当てることで、開いていたキューティクルがキュッと引き締まり、伸ばしたストレートな形がしっかりと固定されます。
さらに、キューティクルが整うことで光が均一に反射し、髪に美しいツヤが生まれるという嬉しい効果もあります。髪全体の熱が完全に取れるまで、まんべんなく冷風を当てて仕上げましょう。
くせ毛の仕組みと自然乾燥などNGな髪の扱い方
そもそも、なぜ髪はうねるのでしょうか。くせ毛の仕組みは、主に2つの遺伝的要因が関係しています。一つは「毛穴の形」です。直毛の人の毛穴が頭皮に対してまっすぐで、断面が真円に近い形なのに対し、くせ毛の人は毛穴が歪んでいたり、頭皮の中で曲がっていたりします。
そのため、そこから生えてくる髪も物理的にねじれたり、うねったりするのです。もう一つは「髪内部のタンパク質バランス」です。髪の内部は、水分を吸いやすい柔らかいタンパク質(オルソコルテックス)と、水分を吸いにくい硬いタンパク質(パラコルテックス)で構成されています。
くせ毛の人はこの2種類のタンパク質の分布が不均一なため、湿気が多い日には髪が水分を不均一に吸収し、膨張してうねりがひどくなるのです。
ちなみに、近代化学株式会社が運営する『ヘアケア工房』の調査によると、日本人の10代から50代の男女のうち、約6割が自身をくせ毛だと感じているというデータもあります。(出典:近代化学株式会社「【くせ毛の悩みと対処法】についての調査」)
この仕組みを理解すると、くせ毛にとって最悪の乾かし方が「自然乾燥」であることがわかります。髪が濡れたままの時間を長く放置すると、キューティクルが開いたままの状態で、髪内部の水分が不均一に蒸発していきます。
その結果、うねりやハネが最も出やすい状態で髪が乾ききってしまうのです。また、頭皮が長時間湿った状態は雑菌の繁殖を招き、臭いやかゆみ、フケといった頭皮トラブルの原因にもなります。
絶対避けるべきNGな髪の扱い方
- 自然乾燥:うねりを最大限に引き出し、雑菌繁殖の原因にもなります。お風呂から出たら出来るだけ早く乾かし始めましょう。
- 濡れたまま寝る:枕との摩擦でキューティクルがボロボロに傷つき、修復困難なダメージとひどい寝癖の原因になります。
- 高温での長時間ドライヤー:髪のタンパク質が高熱で変性する「タンパク変性」を起こし、髪が硬くなり、パサつきやダメージを招きます。
正しい知識を持ち、日々のケアでNGな行動を避けることが、くせ毛と上手に付き合っていくための最も重要な基本です。
スタイル別くせ毛の乾かし方応用テクニック
- パーマ風にあえてクセを出す乾かし方
- 印象を左右するくせ毛前髪の乾かし方
- ショート・ボブのはねないまとまる乾かし方
- ボリューム調整が重要なくせ毛メンズの乾かし方
- 理想を叶えるくせ毛の乾かし方の要点
パーマ風にあえてクセを出す乾かし方
これまではくせ毛を「抑える」方法に焦点を当ててきましたが、発想を転換し、そのウェーブを「活かす」ことで、まるでパーマをかけたようなお洒落なスタイルを楽しむ方法もあります。
この場合の乾かし方は、ストレートを目指す時とは全く逆のアプローチになります。最大のポイントは、「髪を優しく持ち上げ、本来のカールを崩さないように乾かす」ことです。
まず、シャンプー後の濡れた髪に、ジェルやムース、クリームなど、ウェーブ感をキープできるスタイリング剤を髪全体にしっかりと揉み込みます。この時、髪を引っ張らず、毛先から根元に向かって優しく握り込むようにしてつけるのがコツです。
その後、ドライヤーに「ディフューザー」というアタッチメントを取り付けて乾かすのが理想的です。ディフューザーは、ドライヤーの強い風を柔らかく広範囲に拡散させるための道具で、これを使うことでカールを崩さずに根元から優しく乾かすことができます。
ディフューザーがない場合の「スクランチドライ」
ディフューザーがない場合は、ドライヤーの風量を一番弱く設定し、熱も低温にします。そして、手のひらで毛先から髪を持ち上げるように「クシュクシュ」と優しく握りながら、下から温風を当てていきます。この乾かし方を「スクランチドライ」と呼び、くせ毛の自然なカールやウェーブを綺麗に引き出すのに非常に効果的です。
全体の8割程度が乾いたら、あとは自然乾燥させるか、冷風で軽く仕上げます。髪を引っ張らず、カールを手のひらで包み込むように丁寧に乾かすことで、くせ毛が持つ本来の美しいウェーブを最大限に活かした、外国人風のこなれたスタイルが完成します。
印象を左右するくせ毛前髪の乾かし方
顔の印象を大きく左右する前髪は、くせ毛の方にとって最も悩ましい部分の一つです。朝になるとパックリ割れてしまったり、意図しない方向にうねってしまったりと、毎日のスタイリングに時間がかかりがちです。
前髪のくせをリセットし、思い通りにスタイリングするための鉄則は、髪が濡れている一番最初の段階で、他のどの部分よりも先に乾かすことです。
まず、前髪が乾いてしまっている場合は、霧吹きなどで根元からしっかりと濡らします。そして、前髪の根元に指の腹を当て、左右に小刻みにこすりながら、分け目をなくすように乾かします。
例えば右に流したい場合でも、一度左に向かって根元を乾かし、次に右に向かって乾かすというように、生えグセに逆らうように様々な方向から風を当てることで、根元のクセがリセットされ、驚くほど扱いやすくなります。
前髪のうねり・パックリ割れ解消ステップ
- 根元を濡らす:前髪を霧吹きなどで根元からしっかり濡らし、クセをリセットできる状態にします。
- 根元をこする:指の腹で根元を左右に揺らしながら、分け目をぼかすようにドライヤーの風を当てます。
- クセの逆方向に引っ張る:特にクセが強い部分は、うねりと反対方向に髪を優しく引っ張りながら乾かします。
- 形を整える:ある程度乾いたら、ロールブラシなどで仕上げたい方向に毛流れを整えながらブローし、最後に冷風を当てて形をしっかりキープします。
また、前髪だけを乾かすのではなく、サイドの髪も一緒に前に向かって乾かすと、前髪だけが浮いてしまうのを防ぎ、顔周りに自然な一体感が生まれます。このひと手間を加えるだけで、一日中まとまりのある理想の前髪をキープしやすくなります。
ショート・ボブのはねないまとまる乾かし方
ショートヘアやボブスタイルは、そのままだとお洒落ですが、襟足や顔周りの毛先がはねやすいのが悩みどころです。特に、つむじの向きや生えグセの影響を受けやすく、朝起きると片側だけが外側にはねてしまい、左右非対称なシルエットになってしまうことも少なくありません。
このスタイルをきれいに内側にまとめる最大のコツは、「髪の根元を前に向かって乾かす」という意識を持つことです。
多くの方は、髪を後ろに流すように、または上から下に向かってそのまま乾かしがちですが、これでは根元が浮いてしまい、毛先が外側にはねる原因になります。
まず、頭を少し前に傾け、後頭部や耳の後ろから、髪の毛全体を顔の前に持ってくるように、ドライヤーの風を根元中心に当てていきます。指で髪を前に前にとかすようなイメージです。こうすることで、毛穴の向きが自然と前方を向き、髪の根元が内側に向かって収まるため、乾いた時に毛先がはねにくくなります。
全体の根元が前に向かって乾いたら、ブラシを使って中間から毛先を優しく内巻きに整えながらブローします。最後に冷風を全体に当てて形を固定すれば、まるで美容室で仕上げたような、まとまりのある美しいシルエットが完成します。
ボリューム調整が重要なくせ毛メンズの乾かし方
男性のくせ毛スタイリングでは、ただ乾かすのではなく、「ボリュームを抑える部分」と「ボリュームを出す部分」を意識した、メリハリのあるドライが非常に重要になります。
特に、サイドのハチ周りは膨らみやすく、トップは重力で潰れやすいという、多くの男性が抱える悩みをドライヤーで解決することができます。パナソニック公式サイトなどの大手メーカーも、ドライヤーを使った正しい乾かし方を推奨しており、これはメンズスタイリングの基本となります。
まず、タオルドライ後、全体の根元をラフに乾かしていきます。次に、ボリュームを抑えたいサイドや襟足の部分は、手のひらで髪を上から下に撫でつけるようにピタッと押さえながら、ドライヤーの温風を当てます。温風を当てた後、そのまま数秒間手のひらで押さえて冷ますことで、膨らみがタイトに収まります。
逆に、ボリュームを出したいトップの部分は、髪の根元を下から指で力強く持ち上げ、そこに温風を当てます。その後、同じく数秒間持ち上げたままキープして冷まします。
この「温めて、冷まして、固定する」というプロセスを繰り返すことで、根元がしっかりと立ち上がり、スタイリング剤に頼らなくても立体的なスタイルを作ることができます。この下地作りができていれば、少量のワックスなどをなじませるだけで、くせを活かした動きのあるヘアスタイルが一日中持続します。
理想を叶えるくせ毛の乾かし方の要点
- くせ毛の悩みは正しい乾かし方で解決できる
- 乾かす前のタオルドライが仕上がりを左右する
- ゴシゴシ擦らず優しく水分を吸い取る
- ドライヤー前には洗い流さないトリートメントを必ずつける
- 髪は濡れたまま放置せずすぐ乾かすのが鉄則
- ドライヤーはまず根元から完全に乾かす
- 風の向きはキューティクルに沿って上から下に当てる
- 中間から毛先は優しく引っ張りながらうねりを伸ばす
- 仕上げの冷風でスタイルを固定しツヤを出す
- ブラシを使うとよりストレートな仕上がりになる
- くせを活かす場合はカールを崩さないように乾かす
- 前髪は最初に根元から様々な方向に乾かす
- ショートやボブは髪を前に向かって乾かすとはねにくい
- メンズは抑える部分と出す部分を意識して乾かす
- 自然乾燥はうねりを悪化させるため絶対に避ける